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過去の茶花

過去の茶花

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2021-07-01

7月の茶花

▼花
木槿(むくげ)
未央柳(びょうやなぎ)

▼花入
瀬戸 瓢形

「木槿」は風炉の時節の茶花の代表格として冬の「椿」と並び称されるほどのもので、真・行・草のいずれの花入にも用いることができます。明け方に開いては夕方にはしぼんでいくことから「槿花一日の栄」とも呼ばれ、その儚さを歌った詩歌が残されています。とはいえ翌日には花を咲かせる勢いを持っており涼しくなる季節まで楽しむことができます。夏場に盛期を迎え早朝の涼しい時間帯をねらって花を採るようにしないとすぐにヘタってしまい一日中水あげが良くない格好のままになります。花入の形が個性的で落ち着いた雰囲気をしているので二種の花のみをシンプルにいれて底紅の見える赤色を活かすように心掛けました。茶の湯では盛夏などには日中の暑さを避け、朝茶などの涼しい時間帯や夕涼みの趣向を楽しむことが喜ばれます。