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過去の茶花

過去の茶花

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2021-06-01

6月の茶花

▼花
夏椿(なつつばき)
桔梗(ききょう)
糸蛍袋(いとほたるぶくろ)

▼花入
青銅四方口耳付

「夏椿」は仏教の聖木であるインドの「沙羅双樹」と似ていることから「シャラノキ」として親しまれています。ちなみに「沙羅双樹」とはお釈迦様入滅の際の二本の樹のことを指しています。ツバキ科の落葉高木で咲いては一日で花を落とすこともあり、儚さと潔さが日本人の感性に受け入れられてきました。日本では梅雨の時期に開花することから「ツユツバキ」とも称します。蕾を多くつけるわりに葉付や枝ぶりの良いものが少なく茶花として使うときにはよく吟味します。「糸蛍袋」は開くと花が裂けるように広がるのでここでは「桔梗」とともに蕾の状態で用いています。青銅花入は口が広く姿が整っているので、「夏椿」は一花五葉として入れました。