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過去の茶花

過去の茶花

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2021-03-01

3月の茶花

▼花
雲南招霊(うんなんおがたま)
日向水木(ひゅうがみずき)

▼花入
古銅口四方

弥生を迎えると水温む気候に庭の木々の固い蕾は次から次に芽を出し、花を咲かせては次の花へと移り変わっていきます。茶席には釣釜や透木釜が用いられ、取り合せも軽やかにいよいよわずかとなった炉の名残の風情を楽しみます。「雲南招霊」は中国の雲南省に自生するモクレン科の常緑樹で、開くと「蓮」の様な花を付けますがここでは蕾の状態で用いました。「日向水木」は「伊予水木」とも呼ばれ、枝は細く薄黄色の小振りな花をちらちらと咲かせます。古銅花入は格調高く形もきっちりとしているので「雲南招霊」の大振りな葉を活かしながら「日向水木」は動きのあるものを使って主の花に合わせるようにしました。