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過去の茶花

過去の茶花

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2020-08-03

8月の茶花

▼花
木槿(むくげ)
内田向日葵(うちだひまわり)
水引(みずひき)

▼花入
大樋 粽

8月は一年の内で暑さの盛りを迎えますが、お盆を過ぎると次第に残暑の気配が近付きます。とはいえ慣れないマスクを着用する生活は暑さに気を付けつつ、少しずつでも涼を取り入れたいものです。「木槿」はもともと中国の原産で奈良時代以前に渡来し、『万葉集』の「朝貌(あさがお)」は、「桔梗」または「木槿」とされる節があります。江戸時代に入ると国内で盛んに園芸栽培され、多様な品種を生み出しました。同時代の茶書には「蘂つきの処に少し紅色を帯ぶる者を…宗旦木槿と呼ぶ…。」との記載があり、茶人の好みが記録として残されたことが分かります。素朴な粽形の花入には底紅の「木槿」、姿の整った「内田向日葵」などの鮮やかな花がよく似合います。「水引」は他の二種に合わせて動きを付けるように添えました。