toggle

過去の茶花

過去の茶花

#
2020-07-04

7月の茶花

▼花
夏椿(なつつばき)
未央柳(びょうやなぎ)

▼花入
小堀宗実 輪無二重切

「夏椿」は、ツバキ科の落葉高木で、梅雨の時期に花を咲かせることから「ツユツバキ」とも呼ばれ、庭木としても親しまれます。日本では『平家物語』の中でも「沙羅双樹」という名で呼ばれますが、インド原産のものとは異なります。インドでの「沙羅の木」は仏教におけるお釈迦様の入滅の際の二本の樹に因んで「沙羅双樹」と呼ばれるようになりました。茶花において葉付きや枝ぶりの良いものが少なく、ここでは輪無二重切の狭い口に合うものを選びました。「未央柳」は江戸時代以前に中国より渡来し、葉が大振りで美しい花を咲かせる美容柳の意味から名付けられたといわれています。朝茶事の際には通常よりもたっぷりと露を打ち、向掛けに白花が入ることで床の間全体は別世界に清められます。