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過去の茶花

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2020-03-02

3月の茶花2

▼花
玉之浦(たまのうら)
白文字(しろもじ)

▼花入
青磁尊式

「玉之浦」は一重筒~ラッパ咲きの中輪で長崎県福江島で発見された藪椿の変り種で、白い覆輪に黄色い蘂がのぞきます。自生していた五島市玉之浦の地名をとって名付けられ、椿愛好家たちの脚光を浴びました。「白文字」はクスノキ科の落葉低木で、クロモジ属に分類されます。「黒文字」の木に似ていて枝は灰褐色をしており、花は葉に先立って開き良い香りがします。別名を「アカヂシャ」とも称し、強固なため杖に利用されたり、果実の種子から油を取るなど燃料としても使用されました。鮮やかな「玉之浦」に「白文字」の黄色と青磁花入の対比が美しく、春もいよいよ本番を迎えているようです。