toggle

過去の茶花

過去の茶花

#
2019-09-02

9月の茶花

▼花
桔梗(ききょう)
雁草(かりがねそう)
吉野鈴茨(よしのすずばら)

▼花入
瀬戸椿手 徳利形

9月を迎えると、暑さもようやく落ち着きはじめ、朝晩のヒヤッとした風や突き抜けるような秋空に爽やかさを感じます。月見や重陽などの行事をはじめ、過ごしやすい気候からさまざまな茶席で市中が賑わいます。花材は夏から秋にかけてはがらりと変わり、菊花をはじめ実のもの、照葉などもお目見えし始めます。「雁草」はクマツヅラ科の多年草で、紫色の花を咲かせ形が雁に似ていることから名付けられ、別名「帆掛草(ほかけそう)」とも称されます。その名前を耳にしただけで、近くまで雁が音が聞こえてきそうな気分にさせてくれます。「桔梗」の白が加わることで「吉野鈴茨」の赤い実との対比が美しく中秋の風情を感じます。