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過去の茶花

過去の茶花

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2019-07-01

7月の茶花

▼花
木槿(むくげ)
水引(みずひき)

▼花入
古銅 曽呂利

「木槿」はアオイ科に属し、夏季の茶花の代表格として朝開いては夕方にはしぼんでしまうことから「槿花一日の栄」と称され、その一日花としての儚さが魅力ともいえます。『松屋会記』、『天王寺屋会記』などの茶会記にも出てくることから茶の湯の草創期から用いられたことが分かります。茶人の好みを表した「宗旦木槿」や「遠州木槿」、京都祇園祭の際に使われる「祇園守」など場面において名付けられてきました。「宗旦好」の底紅は控えめでいて楚々とした姿が美しく、古銅花入の細口の流れに合う葉付きの良いものを選びました。「水引」は添え花の定番として上部の白と赤色が木槿の色合いと重なり、すっきりとした印象を与えます。