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過去の茶花

過去の茶花

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2018-11-06

11月の茶花

▼花
白比咩(しらひめ)
伊賀風樹(いがふうじゅ)

▼花入
信楽三角

街中では紅葉も色づき始め、次第に冬を迎える準備を進めるとともに秋の名残を楽しむ時節となりました。茶の湯に於いては、炉開きに始まり口切など茶人の正月と呼ばれる季節を迎え、落ち着いた雰囲気の中にもささやかに慶ぶ祝い事が粛々と催されます。茶席には椿の花がお目見えし、いよいよ草花とはお別れをして枝ものを中心とした花材が用いられます。「白比咩」はすこし聞き慣れない名前ですが、加賀国一之宮である白山比咩神社から付けられた名前の椿であり、同社は地元の人からは「白山さん」、「白山権現」、「白山本宮」などと親しまれ、全国三千余社の「白山神社」の総本宮としても知られています。信楽のたっぷりとした花入に堂々とした「伊賀風樹」の照葉と五葉の「白比咩」が調和しています。