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過去の茶花

過去の茶花

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2018-09-05

9月の茶花

▼花
秋海棠(しゅうかいどう)
野菊(のぎく)
吾亦紅(われもこう)
女郎花(おみなえし)
金水引(きんみずひき)
セージ(せいじ)
風知草(ふうちそう)

▼花入
籐組手付籠

9月に入ると少しずつ暑さもやわらぎ、虫の音や秋の実り、自然の景色に心を奪われ、過ごしやすい澄んだ空気の中に秋の気配を感じます。月見や重陽などの年中行事に加え、各地で行われる秋祭りなど楽しみの多い季節ともいえます。「女郎花」は、日本人にとって馴染みが深い「秋の七草」の一つにも数えられ、古くは奈良時代より「美女」に例えて和歌に詠まれるなど、楚々として優しい姿が好まれてきました。「吾亦紅」は茶花として馴染みの深い花で、根に芳香があることから「吾木香」とも書かれ漢方にも使用されます。細い茎の先に、渋い赤味の花が卵形につき、山野などに自生します。「風知草」はイネ科の多年草で、葉の裏側が上を向くことから「裏葉草」とも呼ばます。花穂を付け、風を知らせてくれるようなネーミングは、初秋にはふさわしいといえます。ほっそりとして整った姿の繊細な手付籠には、花と手の間に余白を持たせすっきりと見せるようにしました。