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過去の茶花

過去の茶花

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2018-05-11

5月の茶花

▼花
苧環(おだまき)
都忘れ(みやこわすれ)
紫蘭(しらん)
伊吹虎の尾(いぶきとらのお)
屋久島芒(やくしますすき)

▼花入
竹友斎作 手付脛当籠

5月に入り、茶席にはいよいよ籠花入がお目見えします。季節感をことの外大事にする茶の湯においての決まりごとで、枝ものを主とした炉の時期から、草花を中心としたものへと花の主役が代わってきます。「苧環」はキンポウゲ科の多年草で、花の形が麻糸を巻く際に使われた苧環に似ていることからの名称で、「糸繰(イトクリ)」とも呼ばれます。うつむき加減に花をつけ、先が開いた葉の大きいものを使用しました。「紫蘭」はラン科の多年草で、紫色の花をつけ、先の尖った笹状の葉をここでは伸ばした状態のまま使いました。脛当とよばれる葦を並べた花入はざっくりとした野趣があり、野草を数種合わせて、手の内におさめるように入れました。