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過去の茶花

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2018-03-01

3月の茶花2

▼花
藪椿(やぶつばき)
木五倍子(きぶし)

▼花入
須恵器

「藪椿」は日本各地の山野に自生している野生種のひとつで、早春から春にかけて赤色の花を咲かせます。「つばき」の名称は、葉に艶があることから「艶葉木(つやはき)」、又は葉が厚いので「厚葉木(あつはき)」から転訛したなど諸説あります。春の早くから咲くことから当てられた「椿」の漢字は、中国では別の「ちん」と呼ばれる樹木を指します。『古事記』や『万葉集』にもその名が見つけられ、古い時代より日本人に親しまれてきました。「木五倍子」はキブシ科の落葉木で、黒色の染料をとるために、「木五倍子」の果実を五倍子(ふし)の代用品として使います。その実の形から「豆五倍子(まめぶし)」、黄色の藤に見立てて「黄藤」とも呼ばれます。