2018-01-10
1月の茶花2
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▼花
水仙(すいせん)
衝羽根(つくばね)
▼花入
青磁尊式
「衝羽根」は、ビャクダン科ツクバネ属の落葉小低木で、楕円形の実が羽根に似ていることから「羽子の木」とも呼ばれます。また羽根突き遊びはこの実を手で衝いて遊んだいたのが、時代が下がるにつれて羽子板を使うようになったといわれています。「水仙」は本来4枚葉ですので、内の2枚を重ね、茶席では3枚に見えるように工夫して入れました。根元にはまた開いていない蕾を添えてこれから開く花の生命力を感じさせます。清々しさとともに、羽子板に衝かれた羽根が楽しく飛んでいる様子をはお正月のひと時を感じさせます。