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過去の茶花

過去の茶花

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2017-12-02

12月の茶花

▼花
水仙(すいせん)
木豇豆(きささげ)

▼花入
小堀宗実作 竹輪無二重切

「水仙」はもともとは地中海原産の植物で、シルクロードを通り中国へ渡りやがて日本にやってきました。「水仙」は清香を発するため、「水中の仙人」という意味から呼ばれ、雪の中でも咲くことから「雪中花」とも称されます。竹花入の口は狭いですがそこには「水仙」の花の開いたものと蕾を一緒に添えています。「木豇豆」は落葉低木で「大角豆」に似た細長い実を付け、桐に似た葉を付けるところから「河原桐」とも呼ばれます。実の付いた「木豇豆」の枯れたものは寒風に耐えて懸崖に垂れ下がる姿を思い浮かべ、師走の茶花に用いられます。「水仙」の清らかな姿と「木豇豆」の侘びた風情に初春を待ちわびる気持ちがいよいよ高まりますね。